鎌倉の紅葉スポットといえば獅子舞で決まりだと思います・・・早朝のヒンヤリとした空気の中、沢のせせらぎと鳥の声を聴きながら、山道をゆっくりと紅葉散策なんてのもオツな物です!
でも、『獅子舞まで行くのメンド臭いよっ!、駅近で周りに店とかイッパイあるトコがいいよっ!』って方々に、この季節お勧めするのが長谷寺であります!
境内のいたる所で見事な紅葉を楽しむ事が出来ます!
観光客が多いのでゆっくりと自分のペースで巡る事は出来ないと思いますが、そこは我慢しましょう!
獅子舞も早朝じゃないとダメです・・・9時頃には老人グループがビュースポットで陣取ってます!
彼等は朝は早いですが寒さには弱いみたいなので、この季節は活動開始時間が若干遅めになりますので、そこを狙いましょう!・・・早朝でもこの季節は人が結構います・・・でも大抵は一人で写真を撮っているか、夫婦で散策みたいな感じです・・・大人数で道を占拠される様な事はありません!
てな訳で今回は長谷寺の紅葉を楽しみましょうかね! |
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え~・・・逗子マリーナです・・・何をしてるかって?・・・時間を潰してます(笑)
これから長谷寺へ向かうんですけど、この時季、長谷寺では日没から境内をライトアップします!
普段とは一味違う幻想的な空間で紅葉を楽しむ事が出来るんです!・・・京都とかではお馴染みですよね!
鎌倉で紅葉のライトアップを行っているのは長谷寺だけだと思います・・・というか長谷寺だけです!
2013年の夜間特別拝観は以下の様な感じです・・・その他詳しくは長谷寺のHPで確認しましょう!
日 時:11月23日(祝)~12月8日(日)
時 間:日没~ 平日の入山は18:00まで(18:30閉山) 土日祝の入山は18:30まで(19:00閉山)
入山料:大人300円 小学生100円
その他:悪天候などの理由により中止する場合があります・通路での三脚使用はできません
オッサンが釣りしてるのを見ていたら丁度いい時間帯になって来ました・・・メジナが結構釣れていました!
最近小坪で釣りなんてしてないなぁ・・・今度久し振りにこの辺で竿出してみようかな?
釣りの話は置いといて、そろそろ長谷寺へ向かいましょうか! |
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え~・・・豆腐川です・・・ヘルシーな名前の川ですね・・・え?さっさと長谷寺へ行けって?・・・まぁ、そう慌てずとも(笑)
長谷寺へ着いたらホントに紅葉の写真だけ貼って終わりになってしまうので、途中の物件を紹介させて下さい!
豆腐川なんて知らないって方も意外と多いんじゃないでしょうか?
逗子マリーナから材木座へ入り、一番最初に渡る事になる川です!・・・川なんてあったっけ?
あるんですコレが!・・・ほとんど暗渠となってしまってますけど・・・ちょうど光明寺の前辺りを流れる川です!
ショボイ流れですが昔は船の出入りがあったと伝わります・・・現在はラジコンボートでも厳しそうです!
マニアックな川ですがちゃんとウンチク話もありますよ!・・・少し紹介しますと、
鎌倉には港が2つあって東風(こち)が吹くと豆腐川、西風(いなせ)が吹くと稲瀬川に船が入ったといいます!
またこの川の水は非常に清らかだったので付近には豆腐職人が住んだそうです!
ちなみに日蓮が佐渡に流された時、この川から出船しています!・・・日蓮も豆腐食ったんですかね?(笑)
【皇国地誌】によると、
東の方、字弁ヶ谷の山間に起り、西南流して相模灘に入る長六町五間、幅一尺五寸より下流七間に至る
との事です・・・
上流はほとんど暗渠になっていると思いますが弁ヶ谷の史跡碑が建っている所ら辺で多少流れが見えたと思います! |
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豆腐川橋に日が沈む・・・ヘルシートークをしていたら時間もいい塩梅です!・・・今度こそ長谷寺へ向かいましょう!
自転車に乗ろうとした時、いきなり誰かに背中を叩かれました!・・・『ん?・・・あぁ~こいつかぁ・・・』
彼との出会いは数年前の事です・・・以前自分は毎朝由比ヶ浜の駐輪場までバイクで行き、タバコを1本吸って帰って来るという訳の分からない事をしていました(笑)
その時、早朝ランニングをしていた彼は、自分の方へ近付いてくるといきなりハグしようとしたんです!
『何だコイツ!』・・・ビックリして力の加減が出来ずに思いっきり吹っ飛ばしてしまいました!
ホントにビックリしたんです!・・・刺されるのかと思いました!・・・こんな場所で死ぬのやだ(笑)
一回転した彼は何か『ウ~ウ~』いってました・・・幸い怪我は無かった様でした・・・
多少冷静さを取り戻した自分は、彼をよく観察してみました・・・どーやら彼は少しオツムが弱いみたいでした・・・
悪い事したなぁと思って『大丈夫?』と声をかけましたが、会話も出来ません・・・
しばらくして彼はそのまま走り去って行きました・・・ホッ・・・
しかし、次の日また遭遇・・・今度は道から手を挙げて挨拶して来ました・・・自分もテキトーに手を挙げます・・・
そしてまた次の日・・・彼が手を挙げていましたが、今度はシカトしてみました・・・
するとわざわざこっちまで来て存在をアピールするじゃないですか!・・・メンド臭ぇ奴だなぁ(笑)
そんな感じで、別に友人とかじゃぁないんですけど顔馴染みみたいになってしまった人物です・・・
現在はタバコもやめましたし、毎朝由比ヶ浜に行く体力も無いです(笑)
だもんで何年も遭遇してなかったんですけど、彼は相変わらず元気そうでした・・・まさか夕刻に遭遇するとは・・・
黄色のウェアを着たランナーですけど、自分と同じ目に遭った方もいるんじゃないでしょうか? |
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ハプニングもありましたが取り敢えず長谷寺に到着であります・・・おぉ、既にライトアップされています!
それにしても平日だってのに結構人いるじゃないですか!?・・・みんな暇なんだなぁ・・・
入山料¥300を券売機にぶち込みます・・・無料って話も聞いてたんですけど違うみたいですね・・・
ホント鎌倉で一番儲かってんじゃないかこの寺?(笑)
自分は夜間特別拝観は初めてです・・・いつもとは境内の雰囲気も違うし今回は¥300くらい払ってもいいか・・・
でも無料にしてくれてもいいんじゃないかなぁ? |
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なかなか幻想的な空間が広がっています・・・でも人が多いです・・・一眼レフ軍団多過ぎ!
話声や笑い声ですぐに現実へと引き戻されます・・・幽玄には程遠い感じです!
紅葉も終わりかけ・・・ちょっと訪れたのが遅かったみたいです・・・でもまだ十分楽しめるレベルです! |
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紅葉の隙間から覗く空がまだ薄らと青いので、とてもキレイに見えます・・・でもあと数分もすれば真っ暗でしょう・・・
自分家の庭もこんな感じにしたい!・・・でも落葉掃除が大変そうだなぁ・・・やめときましょう(笑) |
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やはり放生池が一番人気の様です・・・三脚立てて撮影してる輩も多いです・・・プロなのかな?
ホント邪魔臭ぇ・・・事故を装って池に突き落としてやろうか(笑)
端っこで申し訳なさそうに撮ってる輩はまだ可愛げがあるけど、通路に三脚おっ立ててるヤツは何なんだ?
あんたはそんな振る舞いが許される程の著名なカメラマンなのか?・・・普通のオバサンにしか見えんぞ!
邪魔邪魔!・・・暇なら戦場で子供の笑顔でも撮って来なさい!
三脚を使う人でも上手い人は素早い!・・・撮る前にイメージが出来てるんでしょうね・・・
三脚を開いて、撮って、収納するまで10秒とかからない・・・人がいない時にサッと済ましてしまう・・・
基本狭い通路で三脚はNGですけど、あれくらいならOKだと思います!
周りが見えずダラダラやってる輩は池に突き落としましょう!(笑) |
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上へ向かう通路に良縁地蔵があります・・・流行りの和み系です・・・この手のシリーズは御利益が薄そうに感じてしまうのは自分だけでしょうか?
落葉もよく見てみると情緒があります・・・キレイですね・・・絶妙の色加減です・・・ |
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自分的には卍池付近の雰囲気が結構好きです!
卍って寺の地図記号としてお馴染みですけど、何でこの形なんでしょう?
自分がお世話になっている葉山の本圓寺から季節毎に送られてくる本圓寺だよりという物がありまして、
平成25年お盆号に『謎の卍卍卍マーク』というコラムがありました・・・
面白いかどーかは別として、紅葉ばっかでは飽きてしまうのでちょっと紹介させて頂きます! |
地図や旅行案内などでよくみかける卍(まんじ)のしるしは、お寺の存在を示しているようですが、あのしるしは、どうして作られたのでしょうか。
卍の由来については、いろいろな説があって、きめ手となる説明はありません。
有力な説としては、仏さまの髪が右巻きであることのシンボルが卍なのだ、という言い伝えがあります。
如来(にょらい)とよばれる仏さまの髪は、パーマをかけたように、丸くちぢれて見えます。あれは、巻き貝に似ているため螺髪(らほつ)と名づけられているスタイルで、古代インドの中央部から生まれたものだということです。
その略号のようなしるしが卍だったのに、いつの時代からか、ここにお寺がありますよ、というしるしに変わったらしいのです。お寺があるということは、仏さまがいらっしゃることですから、卍がぴったりかも知れません。
別の説明によると、卍は、吉祥(きちじょう、きっしょう)のシンボルであるとのことです。
吉祥とは、めでたいことが起こる前ぶれの意味で、お釈迦さまが悟りをお開きになったとき、吉祥草という草で作った敷物のうえに座っておられた、と伝えられています。
お釈迦さまの足あとを石にきざんだ仏足石(ぶっそくせき)というものがあります。インドで掘り出された仏足石には、卍が彫り込まれており、同様のものが日本でも作られています。つまり、卍は、仏さまのありがたいお心を示すしるし、と考えられているのです。右巻きではなく左巻きの逆まんじというものもあり、起源はなぞにつつまれています。
日本では明治十三年に決められた「仏閣」の記号として表記されたのが始まりで、現在も国土地理院が定めた地図記号として変わっていません。
ちなみに数えた事は無いですが鎌倉大仏の螺髪は656個あるそうですよ!
それと眉間にあるホクロの様な物は白毫(びゃくごう)といいます・・・あれも渦巻き状の毛で伸ばすと1丈5尺(約4.5m)にもなるそうです!・・・伸ばしてみてぇなぁ~(笑)
この様に仏には三十二相八十種好という特徴があります・・・数ある相の中で羨ましいのは味中得上味相(みちゅうとくじょうみそう)といわれる物で、これは『何を食べても食物のその最上の味を味わえる』という能力です!
羨まし過ぎます!・・・悟り開きてぇなぁ~・・・こんな事いってる時点で煩悩丸出しですね(笑)
本圓寺だよりに出て来た仏足石も三十二相のひとつである足下二輪相(そくげにりんそう)を表したものです!
色んな寺に置いてあります!・・・ココ長谷寺にもありますよ! |
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長谷寺の仏足石 |
安国論寺の仏足石 |
仏様の足が偏平足なのも足下安平立相(そくげあんぴょうりゅうそう)という特徴のひとつなんです!
偏平足って何か得する事あるのかな? |
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観音堂に阿弥陀堂・・・もちろん拝観できますよ!・・・長谷寺に来たら十一面観音を見ない事には始まりません!
さすがに大きさは大船観音には劣りますけど、威厳や御利益は確実にこちらの方が上でしょう!
大船観音は所詮はコンクリート製ですからねぇ・・・平安仏の観音菩薩立像の方は見てみたいですけどね・・・
ココ長谷寺の十一面観音は右手に錫杖を持っています!・・・地蔵菩薩みたいですね・・・
観音様の持物に錫杖は珍しいです・・・だもんでこのスタイルの観音様は『長谷寺式』と呼ばれています! |
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やっぱ普段とは境内の雰囲気が違います・・・人が多いのは相変わらずですけど・・・
観音堂で10分くらいボォーっと巨大な十一面観音像を眺めていました・・・あ、堂内は撮影禁止です!
脱帽して下さいとの注意書きもありましたが、ヅラの人はどうなるんでしょう?
あれも帽子といえば帽子だと思うんですけど・・・被り物カテゴリーですよね?
ハゲを帽子で隠すか、ヅラで隠すかの違いだけだと思います・・・なのでヅラの人は潔く取り外しましょう!(笑)
お守り販売コーナーで身代わり鈴を買わされそうになりました・・・
販売係りの坊さんが、タンスに入れてしまって置いた鈴が割れていたという不思議な話をしてくれました・・・
他にも割れる様な要素が無い所でも割れていたって話が多々あるそうです・・・
それはふりかかる災禍を観音様が代わって受けてくれた証し・・・とまでは断言しませんでしたけど、不思議な鈴ですと語り、自分の購買意欲を刺激しようとしていました・・・まんまと乗せられて欲しくなりました!・・・いくらするんだろう?
値段を見たら¥600でした・・・高いよっ!・・・買えないよっ!(笑) |
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寺まんじゅう売ってました・・・でも家に帰れば、ご近所さんから頂いた華正樓の肉まんがあるのでスルーです!
潜入!長谷の市2!で、寺まんじゅうには肉が入ってない事は調査済みです・・・華正樓の方が美味いでしょ! |
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展望台から望む由比ヶ浜の夜景・・・これは普段は御目にかかれない光景ですね!
ぶっちゃけ大した事ないですけど、滅多に見れないって事で納得して置きましょう!・・・見て損は無いですし!
輪蔵(りんぞう)の後ろの竹林が気になります! |
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やっぱ竹はいいなぁ・・・報国寺もライトアップしてくんないかなぁ?・・・観光客のいない夜中の3時くらいに(笑)
あっ、またまた発見しました良縁地蔵・・・さっきのとは微妙に形が違うみたいですね・・・ |
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大黒堂の辺りは何だか照明が妖艶な感じです・・・エロいですねぇ(笑) |
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持国天も久米正雄もエロい・・・ストリップ見に来たおっさんにしか見えません(笑) |
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観音堂の前から下を見下ろすと凄い綺麗でした!・・・自分的には奥行きを感じられる結構いい場所・・・でもあまり人気は無いみたいで皆素通りして行きます・・・綺麗なのになぁ・・・見て見なよほらぁ!
眺望散策路は狭いしウザそうだったのでスルーしました・・・下に戻りましょう! |
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不動明王も心なしか迫力倍増!・・・弁天様も心なしか長州小力みたい(笑)
弁天窟はいつもと変わらない感じだったのでスルーです・・・窟内は途中腰を痛めるポイントがあるので要注意です! |
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和み地蔵・・・何か怖いです・・・多くの家族連れやカップルがこの地蔵と一緒に記念撮影をしていました・・・
何かガテン系な人達が揉めていました・・・こんな所まで来て、やめなさいよぉ~・・・ |
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やはり放生池が一番人気の様です・・・気持ちは分かります・・・ |
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池に映り込む紅葉は幻想的です・・・そこを錦鯉が行ったり来たり・・・これにはやられますよぉ!
メシ食いながら、酒飲みながら、寝ながら・・・ゆっくり静かに観賞したいです・・・最高だろうなぁ! |
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すっかり暗くなった長谷寺から脱出です!・・・紅葉は綺麗でしたが何だか落ち着けませんでした・・・
自分には獅子舞の方が性に合ってる様です・・・
長谷寺は鎌倉で唯一歳の市が開かれる場所です・・・もうすぐだなぁ・・・今年はどーしよーかなぁー・・・
人混みも今回の比ではありません!・・・でも夜店を巡るのは結構好きなんですよねぇ・・・
あと気付いた事がひとつ・・・このカメラで夜景はキツイ!・・・薄くて携帯し易いんで重宝してるんですけどねぇ・・・
まぁ、あんま夜景を撮る事はないんでそんなに困る事はないんですけど・・・何かいいカメラないかなぁ?
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おまけ
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帰宅して華正樓の肉まんを食べました・・・【旧華頂宮邸】のページでもいいましたけど、自分はココの肉まんが一番好きです!・・・餡にコクがあって美味い!・・・肉汁が浸み込んだ皮も美味いんですよねぇ!
間違ってもレンジでチンなんてしないで下さいね!・・・20分しっかりと蒸かしましょう!・・・味が全然違います!
寺まんじゅうより美味いよぉ!・・・まぁ、自分は寺まんじゅう食べた事ないんですけどね(笑)
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おしまい |