鎌倉市浄明寺・・・報国寺のある宅間谷の奥部に旧華頂宮邸と呼ばれる物件があります・・・
景観重要建築物に指定されている豪華な洋風建築でありますが、普段は敷地のみの開放で建物内部へ入る事は叶いません・・・
でも春と秋の2回、その建物内部が一般公開されます！・・・2013年秋は10/05（土）、06（日）の2日間です！
これは小市民がセレブ気分を味わうチャンスであります！・・・行くしかありませんよね！ |
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10月6日、午前9:50・・・いるいる・・・小市民どもが・・・自分も含めてですけど（笑）・・・そして午前10:00・・・オープン！
みんなゾロゾロと建物の中へ吸い込まれて行きます・・・
入口でビニール袋を渡されて靴はその中へ入れて持ち歩くシステムです・・・が、袋が小さい！
てゆーか自分の靴がデカ過ぎるって話ですね・・・31cmのクロックス履いてますから（笑）
自分の足は甲高なのでクロックスだと＋2cm位いじゃないと無理なんです・・・
ボーリングとかしに行くと自分のレンタルした靴だけが他の物とデザインが違ってたりします（笑）
ビニール袋は使い回しらしく、よれよれで少し砂が入っていました・・・いきなりセレブ気分が台無しです！
確かにエコでいいですけど入場料徴取してでもこの辺は気持ち良くさせて欲しかった・・・
あ、そうそう・・・開門までの待ち時間に配られたパンフです・・・画像クリックで拡大図が表示されますのでどーぞ！ |
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そして上の画像が旧華頂宮邸の見取り図であります！・・・部屋数多いなぁ・・・
とにかくビニール袋に無理やり靴をねじ込み、これまた異様に小さなスリッパを履かされて邸内に潜入です！
これって噂のダイエットスリッパってヤツか？・・・爪先立ちしないと踵が・・・俺だけか？（笑） |
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玄関ホールです・・・スゲー高級感が漂っています！・・・床に寝転がりたい気持ちを抑えて進みます・・・
まず左側の洋室Ⅰ、Ⅱを見て回ります・・・市内の景観重要建築物の展示と色んなパンフが置いてありました・・・ |
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再び玄関ホールへと出て取り敢えず2階へと上がります・・・階段もお洒落ですねぇ・・・高級感溢れています！
手摺もあってバリアフリー対応な感じです・・・
邸内の所々にはボランティアの方達が配備されていて色々と説明してくれたりします・・・ |
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階段ホールの天井もモダンな感じです・・・掃除が大変そうですね・・・天井なんてそんなに汚れないか・・・
左の洋室Ⅰへと進みます・・・ココでは花の写真の展示があり、オッサンが一生懸命説明してくれましたが自分は北側にある風呂場が気になってそれドコロではありませんでした・・・金持ちの風呂場ですから結構期待大です！ |
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アレ？・・・期待が大き過ぎたんでしょうか？・・・何か・・・普通ですね・・・多少広いけど・・・
自分はライオンの口からジャバジャバとお湯が出て来る様なのを想像していたんですが・・・う～ん普通・・・ |
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| 洋室Ⅱには洗面台がありました・・・そして洋室Ⅲにはマントルピースが！・・・憧れますねぇこーゆーの・・・ |
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| ベランダには出られませんでした・・・サンルームが気になっていたので凄く残念です・・・ |
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照明もお洒落ですね・・・壁の照明も同じ装飾で統一感があってイイです・・・各部屋それぞれクラシカルな照明が優しい光を放っています・・・
壁自体の質感もイイ感じ・・・何ていうんでしょうか・・・木の温もりを感じさせつつも凄い重厚感があります！ |
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| そして洋室Ⅳへ・・・この部屋にもマントルピースがありました・・・ベランダには出られませんが庭を眺めます・・・ |
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う～ん・・・幾何学的な感じが堪りませんね・・・
こーゆーのをフランス式庭園というんだそうです・・・
ヴェルサイユ宮殿とか有名ですよね！
見た目がスッキリとしていて、木とかがゴチャゴチャ植えられている庭よりは好きです！
ただ目的地に最短距離で行けないとゆー難点がありますね・・・行き止まりもあるし・・・
芝生に入っちゃダメなのかな？ |
寝転がっておにぎり食ったら美味いだろうなぁ・・・サンドイッチの方が風景にマッチするかな？
何にしても素晴らしい庭です・・・自分家にこんな庭があったら休みの日はドコにも出かけたくないですね・・・
マッタリユッタリ過ごして後は寝るだけ・・・何て羨ましい・・・ |
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次に和室Ⅰへと進みますが、ココだけ入り口がやけに低いです・・・何でなんでしょ？
でも畳の部屋ってやっぱ落ち着きますね・・・ホッとするなぁ・・・自分も日本人って事なんでしょうか？
超昼寝してぇ・・・気持ちイイだろうなぁ・・・ココならおにぎり食べる姿も背景に馴染む事でしょう・・・ |
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そして洋室Ⅴへ・・・床がピカピカです・・・古さは感じるんですけどピカピカです・・・一般公開前にワックスかけまくったんでしょうかね？・・・中々良く手入れされています・・・感心感心・・・
廊下には下へ降りる階段がありますが通行止めになっていました・・・そして和室Ⅱがあります・・・
しかし赤絨毯がココまで似合う邸宅ってのも中々ないですよね・・・試しにウチにも敷いてみようかな（笑）
2階は以上の様な感じでした・・・廊下を真っ直ぐ進みそのまま階段を降りて再び玄関ホールへ・・・ |
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旧華頂宮邸のミニチュア模型がありました・・・高そうなテーブルのうえに置いてあります・・・
そして広間Ⅰへ・・・広間Ⅰ、広間Ⅱ、食堂のしきりは取り払われていて広いスペースになっていました・・・
奥の食堂では宅間ボランティアの会の方達がコーヒーをサービスしてくれます・・・
紙コップではなくちゃんと洋館にマッチしたお洒落なカップ＆ソーサーで頂けます・・・お代は寄付金って感じで特に決まっていません・・・ちなみに普段募金箱は洋館向かって左側の庭の入口に設置してあります！
喉は乾いていたんですけど、ココへ来る前もさんざん自転車乗り回していたのでホットはちょっと・・・
アイスコーヒーがあれば頂いたんですけどね・・・残念・・・
みなさんテラスやサンルーム等に設置された椅子に座り美味しそうに飲んでいました・・・ |
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サンルームはホント気持ち良さそうです・・・テーブルセットがちょっと安っちいですけど（笑）
マントルピースの上には絵が飾られていました・・・古臭い感じの絵でこの館にピッタリだと思います！
ラッセンとか飾られてたらちょっとねぇ・・・浮いちゃいますよねぇ・・・
ひとつひとつの部屋は大きくないんですけど、出入口が2箇所以上あるので繋がりを感じさせる造りとなっています・・・
結果良くまとまっていて上手い造りだなと感じさせられました・・・
くれるっていうなら貰ってもいいかなと思います（笑） |
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屋敷内は満喫したので庭に出てみます！・・・取り敢えず正面から屋敷をパチリ！
ザ・ハーフティンバースタイルって感じですね・・・やっぱり2階のサンルームが気になります・・・クソッ！
そーいえば屋根裏ってどーなってんでしょ？・・・見取り図を見てみると2階の廊下に階段が2つあるけど全然気にしてなかった・・・1つは下に降りるのを確認したけどもうひとつなんてあったかな？
邸内は結構混んでたんで、人が写らない様に写真撮るのに必死でそれドコロじゃなかったですけどね（笑）
多分そのもうひとつの階段が屋根裏へ通じているのかな？・・・まぁいっか・・・もうあの人混みに戻りたくないです！ |
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風呂場には居ませんでしたがテラス前の噴水池にはライオンがいます！・・・やっぱコレでしょ！
金持ちっていったらライオンの口から水ですよね！（笑）
そしてココのシンボルともいえるハート型に剪定されたツツジ！・・・なんとも遊び心があって好感が持てますね！
良くバカップルがこの前で記念撮影しています・・・三脚使って一人で撮ってるオッサンも見かけた事あります（笑）
マウスオーバーで春の写真に切り替わります！・・・カップルが撮りたくなる気持ちも分かります・・・ |
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フランス式庭園の先には無為庵があります・・・立派な門を潜ると一気に和風テイストに！
いいですね・・・平屋大好きです！・・・詳しい説明等はパンフを参照してみて下さい・・・ |
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コチラは中に入る事は出来ません・・・玄関までです・・・でも普段はそれすらままならないのでOKとしましょう！
茶室ですからそんなに大きくありませんが見た目以上の視覚効果がありますね・・・
畳のヘリが外までずーっと道が続いているかの様な錯覚を与えます・・・どこまでも行きますよぉ～！
しかし縁側っていいですなぁ・・・取り敢えずスイカを食べたくなるのは自分だけでしょうか？
天井に特徴がありましたが縁側に夢中で写真撮り忘れてしまいました（笑） |
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さすがにフランス式庭園ではありませんが、こちらも中々趣のある庭となっていました・・・
縁側には優しい木漏れ日が落ちています・・・これは最強の昼寝スポットですね！
では一気に写真を紹介！ |
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洋館よりも更に木の温もりを感じさせる物件です・・・
しかし贅沢な話ですよね・・・同じ敷地内で超豪華な洋風建築と純和風建築を両方とも楽しめるなんて・・・
ホント贅沢の極みです！
あと足りない物といったら中華風な建物でしょうか？
中華街の関帝廟でも移築したらどうでしょう？
一気に野暮ったくなってしまいますね・・・
でも縁側で肉マンはありかも（笑） |
華正樓の肉マン高いけど超美味いんだよなぁ・・・餡の肉々しさが堪らないッス！
ハッキリいって一番美味い肉マンだと思います・・・肉のギュツとした感じが溜まりません・・・濃いめの味付けも皮との相性抜群です！・・・でも店頭で蒸したて販売してないから中華街で食べ歩きとか出来ないのが寂しい・・・
シューマイも異様に美味いんだよなぁ・・・お値段高いけど・・・自分が貧乏なだけか？
鎌倉にも大仏の目の前に華正樓ありますけどあちらの建物も旧華族物件だった様で、まるで老舗旅館の様な素晴らしい佇まいです・・・ちなみに華正樓創業当時の本店で発祥の地らしいですよ！
でもこの辺で中華といえば自分はいつも真向かいにある蓬莱閣に入ります！
￥1000前後で済みますしね・・・別に不味くないですよ！・・・むしろ美味いです！、コチラも創業50年の老舗ですから！
駐車所もあります！・・・でも裏道にあるので土日はちょっと出し入れが大変そうです・・・
中華料理屋が向かい合って建っててどちらも潰れないって・・・上手く棲み分けが出来てるって事でしょう・・・
テレビの影響か最近は蓬莱閣が以前にも増して客数が多くなってしまったのが非常に残念です・・・
さて、和風建築も一通り見学し終わったので撤退します・・・とにかく贅沢な代物でした・・・
でも良く考えてみます・・・もし友人宅に初めて遊びに行く事になったとして、 |
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門の木鼻がこんなんだったらちょっと引きますよねぇ（笑）・・・唐獅子牡丹ってマジっすか・・・みたいな・・・
薬医門があるだけでも引くのに・・・これはちょっとやり過ぎだろう！どんだけ金持ってんねん！
やはり小市民丸出しの自分です・・・ |
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メインの彫刻はこんな感じでした・・・写真がピンボケで見難いと思いますが、多分キツネとオッサンが相鎚を打って刀を鍛えている場面だと思います・・・
小狐丸の話に因んだ作品だと思われますが如何でしょうか？
とすると、このオッサンは三条宗近でキツネは伏見稲荷の明神って事になりますね・・・
宗近は平安時代の刀匠であり、天下五剣のひとつである三日月宗近を鍛えたと伝わる人物です！ |
実在した人物の様ですが伝説に近いかも・・・ちなみに三日月宗近は国宝指定を受けています！
小狐丸の話は能の【小鍛冶】が元のようですが歌舞伎や浄瑠璃などでも有名なのでご存知の方も多いと思います！
知らないという方の為にあらすじを・・・
三条宗近は一条天皇の勅命で刀を造る事になりました・・・しかし同じ技量で相鎚を振るう事の出来る弟子はおらず困っておりました・・・勅命ですから断る訳にも行きません・・・
悩んだ宗近は伏見稲荷に祈りました・・・するとドコからともなくひとりの童子が現れました・・・
不思議な雰囲気を持つ童子に興味を持った宗近は話しかけます・・・
すると何故か童子は宗近が勅命で刀を造らなければならない事や相鎚を打つ相手がいない事などを知っていました！
そして童子は言います！
『お前ほどの腕の持ち主が何を迷う事がある！・・・勅命で刀を鍛える機会なんてそうそうある物ではないぞ！
お前なら必ず良い刀を打てる！』
と励まします・・・そして刀を打つ時は自分が相鎚を打つと言い残し消えてしまいました・・・
その後、刀を鍛える時が来ると、ドコからともなく例の童子が現れて2人は一心に刀を鍛えました・・・
そして素晴らしい一振りが出来上がります！
宗近は表には小鍛冶宗近、裏には小狐と銘を刻みました・・・
童子は満足そうな顔で自分が稲荷明神である事を明かすと雲に飛び乗り消えて行きましたとさ・・・
また宗近は、あの武蔵坊弁慶の薙刀（岩融）の作者であるという話もあります（笑） |
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洋館の東側の岩肌にはやぐらがありました・・・しかし御覧の様に中を覗く事は出来ず、立入禁止エリアなので近付く事も出来ない状態であります・・・無為庵の奥にもやぐららしき物がありましたが同じく立ち入り禁止エリアです・・・
ハッキリ言って洋館よりやぐらに興味津々な自分でありました（笑）
今回建物内部には初めて入りましたが何か大事な事を忘れているような気がしてなりません・・・ |
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何でしょう？・・・ま、いっか・・・
あっ！思い出した！・・・恒例のトイレチェック！
アイヤぁ～すっかり忘れてたアルヨ！
見取り図からすると4個もあるじゃないですか！
でもトイレ入れたのかな？
飲み物提供してるくらいだから全部ではないにしろトイレは使わせてくれると思うけど・・・
いやぁ～参った・・・もう来年の春まで見れないや・・・ |
トイレを見てないので何ともいえませんが・・・今回の行程の感想は・・・スリッパが小さくて足が痛かった・・・です（笑）
建物も色々と検討はしている様ですが、現状では有効活用されているとは言い難いと思います・・・
たまにドラマの撮影で使われるくらいでしょうか・・・市がこの建物の権利をを取得してからもうだいぶ経ちます・・・
今回の様にコーヒーを出せるのであれば、喫茶スペースとして通年開放というのもありだと思います・・・
その辺の喫茶店よりも居心地はいいですから客は来ると思いますよ！
でもその際、営業日は平日だけにして欲しいですな・・・休日のみの営業とかならいらないです・・・
それなら休日も市役所を営業して頂いた方が断然嬉しいし、市民の為にもなります（笑） |
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帰り道の報国寺前の様子です・・・恐らくというか確実にココへ車を停めて旧華頂宮邸へ向かっているんでしょう・・・
何で意地でも車で来たがるんでしょうかね？・・・せめて浄妙寺の一時間￥500の駐車場を使って貰いたい！
報国寺は駐車場無料ですけどコレでは純粋に報国寺に訪れた人が困ってしまいます・・・
つ～か報国寺バス停の行列がウケました！・・・こんなに並んでるの初めて見た！
朝比奈方面ならまだしも鎌倉駅くらいなら歩けばいいのに（笑）
この後、自分はある穴の検証へと向かいました・・・つ～訳で次回はその謎の穴について書かせて頂きたく存じます！
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| おしまい |
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