ブログ 天照山鍛錬場タイトル
File.031 
 
警鐘50選①で軽く紹介しましたが、写真を紛失してしまい貼る事が出来なかった天照山鍛錬場鬼瓦・・・
今回撮り直して来ましたので改めて紹介させて戴きたいと思います・・・

鎌倉天照山鍛錬場は海軍の軍刀を作っていた所です・・・海軍ですからその刀も多くは海に沈むわけで、あまり多くは残っていない貴重な代物であり、市場では高値で取引されている様です・・・
海軍マークの銘が入っていて中々カッコイイです!

海軍ですから当然錆びない刀が欲しいですよね・・・この鍛錬場ではその要望に応えるべく研究を重ねてた様です・・・
海軍高山流抜刀術で有名な高山刀・・・所謂ステンレス刀は日本刀に比べ、断然錆び難く手入れも楽だったので海軍が使用するにはもってこいの刀でした・・・
鎌倉天照山鍛錬場でも不銹鋼刀といわれ多く作られた様です・・・

しかしこの軍刀・・・現在登録が出来ない様です・・・日本刀と違い型抜き製作のステンレス刀は美術的価値が無いというのが理由の様ですが・・・そんなアホな・・・
その辺のテキトーな刀匠が作った刀よりよっぽど価値があると思うんですけど・・・
所持するには二つに切る・・・さもなくば没収・・・何て理不尽なんでしょうか?
短刀1 短刀2
ウチにも母が実家の蔵から持ってきた短刀があります・・・うおっ、ちょっと錆びてるじゃんか!
でも研ぎに出せばピカピカになりますね・・・柄尻の龍がカワイイです・・・
銘ですか?・・・内緒です(笑)・・・皆さんも所持する場合は登録はちゃんとしましょうね!

ではそろそろ鬼瓦を見に行きますか!
飯島バス亭 坂道1
光明寺の境内を通っても行けますが、今回は海沿いの方の道から行きましょう・・・
左上の写真はバス亭飯島から逗子方面を見た所ですが、矢印の方へ左折します・・・ちなみに曲がらずに真っ直ぐ行くと現存する最古の築港遺跡である和賀江嶋、鎌倉十井のひとつ六角ノ井があります・・・
左折後坂道を少し登りトンネル手前、右上の写真の場所で再び左折します・・・
坂道2 光明寺坂石柱1
後は坂道を真っ直ぐ進むだけです・・・右側には光明寺坂と刻まれた石柱が建っています・・・
光明寺坂トンネル 光明寺坂石柱2
トンネルを超えると取り敢えず坂道は終わりです・・・トンネル出口にも光明寺坂の石柱がありました・・・
景勝50選石碑 天照山鍛錬場表札
鎌倉市立第一中学校を右に見ながら道を進むと、左側に『かながわの景勝50選 光明寺裏山の展望』の石碑が建っています・・・ホント残念な景勝地です・・・そして右側は良忠の墓へ続く道になっていますがそこに天照山鍛錬場という表札が残っています・・・現在その中にはアパートが建っています(笑)
光明寺駐車場 良忠の墓方面の道へは行かず、そのまま真っ直ぐ進んで行くと光明寺の駐車場があります・・・
左の階段を降りると境内へ繋がっていますが、矢印の方向へ進みましょう!

ちなみにこの駐車場はタダで結構広いので、ココに車を停めて海水浴に行く輩が結構多いです・・・
撮影当日も車から浮き輪を持った家族連れが出て来る所に遭遇しました(笑)
別にウチの駐車場じゃないので構わないですけど、ホドホドにしましょうね・・・
矢印方向道沿いに今回の目的の物があります・・・それでは一気に見て行きましょうかね! 
天照山鍛錬場鬼瓦1 天照山鍛錬場鬼瓦2
刀の鍔が鳩モチーフでしょうか?・・・草が邪魔だなぁ・・・
天照山鍛錬場鬼瓦3 天照山鍛錬場鬼瓦4
四つ目菱・・・割菱=武田という短絡的思考しかない自分(笑)・・・中々珍しくカッコイイ鬼瓦です・・・
天照山鍛錬場鬼瓦5 天照山鍛錬場鬼瓦6
近くで見ると意外と愛嬌もあります・・・天照山鍛錬場の文字もバッチリとあります・・・
この鬼瓦は実際建物の上に取り付けてあった物で、取り壊された際に現在地に移された様です・・・
保存状態は結構いいですね・・・とまぁこんな感じです・・・

案内板等も無く、すぐ行き止まりの道沿いにあるのであまり知られていませんが、光明寺に観光に来て良忠の墓かながわの景勝50選 秋葉大権現へ向かうなら通り道のすぐ近くですし、ついでに見ておいても損は無いと思いますよ・・・

おしまい
ダム 上へ     HOME