今回はあるやぐらを紹介させて頂こうかなと思います!
観光客がわざわざ見に行く様な代物ではないと思いますが、鎌倉に腐る程あるやぐらの中でも割と・・・
とゆーか、かなり知名度の高いやぐらだと思います!
その名も『朱垂木やぐら』と言います!
やぐらに固有名詞が付けられているだけでも凄い事です!・・・それだけ特徴があるって事ですね!
ハイキングついでに一度くらいは見て置いて損は無いと思いますよ!
ほな、行きまひょか!
ちなみに自分が訪れたのは3/15です!
忙しくて記事を書く暇が無くて・・・って毎度の言い訳ですね(笑)・・・少し反省・・・ |
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やっぱ日曜日の鎌倉は混んどりますなぁ・・・
人混みで疲れるのが分かり切っていたので、行こうか行かまいか相当悩んだんですけどねぇ・・・
最近は全く鎌倉の地に踏み入ってなかったので禁断症状が・・・
ホントは寺とか見て回りたかったんですけど、なるべく人の来ない物件にしとこうかなみたいな・・・
でも、よくよく考えると、別にやぐらじゃなくても良かったんじゃないか?
静かな物件なら他にも色々とあるだろーに!
まぁ、今更そんな事を言ってもねぇ・・・だって、もう行って来ちゃったんですから!(笑)
そんな訳で、今回もテキトーにお付き合い下さいね!
では改めて、目的地へ向かいましょう!
朱垂木やぐらは天園ハイキングコースから脇道へ入り少し下った所にあります!
そのまま下って行くと建長寺塔頭の回春院へと繋がっていますんで、今回は回春院からやぐらを目指そうと思います!・・・ハイカーも少ない事でしょうし・・・
とにかく、まずは建長寺へ行かなくては! |
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時刻は10時過ぎ・・・少し小腹が空いて来たので、小町通りに入ってすぐ右手にあるイワタ珈琲店で分厚いホットケーキでも食べて行こうかなと思ったんですが、自動ドアの向こうは7、8人の待ちが発生!
さすがに待ってまで食べる気分じゃなかったので断念・・・
そーだった・・・今日は日曜日なんだよなぁ・・・ドコも混んでるかな?・・・混んでるよなぁ(笑) |
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この人の数だもんなぁ・・・まぁ、小町通りは平日でも混んでますけどね・・・
毎度ながらに観光客のパワーには圧倒されます!
つっても、カメラ片手に歩いてる自分も傍から見ればただの観光客にしか見えないんだろうなぁ・・・
こんだけの数がいて、果たしてこれから朱垂木やぐらへ向かうってゆー人は何人いるんでしょうか?
ゼロでしょうねぇ(笑)・・・でも俺は行くぜっ! |
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今日は体が疲れてるのか知らんけど、妙に甘い物が食べたい気分です・・・
コクリコでクレープを買って・・・オッサンがひとりで食べ歩き・・・無い無い!
結局ローソンで昼メシを購入・・・後で人気の無い所でこっそりと食べよう(笑)
しかし、小町通りにコンビニは建たないと思っていたんですけどねぇ・・・やるねぇ、ローソン! |
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観光客だらけの小町通りを抜けてそのまま真っ直ぐに進みます!
馬場小路は人とすれ違う時に車道へハミ出さねばならない状況が多々あるので、車に注意です!
御谷休憩所から先は人の数も減り、ガードレールも設置されているのでちょっと安心・・・ |
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巨福呂坂洞門を抜けて少し下れば、鎌倉五山第一位の建長寺に到着であります!
そーいえば前回訪れた時は大雪だったなぁ・・・
歩くの大変だったけど、参拝者もほぼ皆無で幽玄の空間を満喫出来ました・・・あれはイイ経験でした! |
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さぁ、回春院まであと少し・・・サクッと行きましょうサクッっと! |
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三門下のおびんずる様もサクッと撫で回し、取り敢えず仏殿へ向かいます・・・
一応、御本尊様には手を合わせて置かないとね! |
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毎度ながらデッカイ地蔵菩薩です・・・圧倒されますが、慈愛にも満ちています!
そーいえば、各所に建てられている案内板が新しくなっていました・・・
内容は以前の物とほぼ同じですが、唐門の所には新たに追加されていましたよ! |
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少し歩き疲れたので、唐門前の喫煙スペースで小休止・・・
タバコは吸ってないけど観音募金とやらへ1円を寄付!
こんだけ観光客いるんだから1円で十分だべさ・・・何の募金か知らんけど(笑)
休憩を終え、多少体力を取り戻した所で奥へと進みましょう! |
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自分はこの通りがお気に入りです・・・中々情緒があって心が落ち着きます!
今日は人少ないなぁ・・・雨の予報も出ていたし、ハイカー連中が少ないのかな? |
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分岐を矢印方向へ進み、少し歩けば回春院の門が見えて来ます!
建長寺第21世である玉山徳璇(仏覚禅師)の塔所です!
ああ、階段があるよぉ・・・上りたくねぇなぁ・・・
なんて言ってられないですね、これから山道を登って行くんですから! |
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ミツマタが綺麗に咲いていました!・・・まぁ、2ヶ月以上前の話ですけど(笑)
山門を潜ると、 |
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正面には大きな池が広がっています!・・・ちなみに『大覚池』といいます!
建長寺開山の蘭渓道隆(大覚禅師)が調整池として創建当初に造ったと伝わります・・・
それにちなんで大覚池と名付けられたんでしょうなぁ・・・
ちなみに回春院の名称も蘭渓道隆の語録にある、
『深山幽谷の面々は春に廻る』とゆー1節から付けられたと言われています!
取り敢えず御本尊に手を合わせて置こうかな・・・あ、その前に入山料を払って置くか!
徴取しているのか、してないのか知らんけど山門の所に賽銭箱が置いてあったし喜捨して置くか!
5、6歩後戻りして賽銭箱を見ると、
ん?・・・何か書いてあるぞ!・・・大覚池に目が行って見逃していた様です・・・
大覚池復興賽銭箱とな・・・へぇ~、綺麗に整備されている様ですが、まだまだやるのかな?
一応賽銭入れとくか・・・ |
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案内板の様ですが、中々興味深い一文が書かれています・・・
『新編鎌倉史によると大亀常に住すと伝えられています』
細かい事を言えば史ではなくて志ですけどね・・・
まぁ、そんな事は置いといて大亀を見てみたいです!・・・ドコにいるの? |
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コレは違うし・・・あ、居た!・・・亀だ!・・・でも、コレ!?・・・なのか!?(笑)
そんなにデカくないぞ!・・・20cmくらいかな?・・・う~ん微妙・・・
少なくともコレに大亀の称号を与える訳には行きませんなぁ・・・
【新編鎌倉志】には大亀のサイズとかも記述されているんでしょうか?
一応見て置きますか、気になりますしね!
回春菴
佛覚禅師、諱は徳璇、號玉山(玉山と號す)。嗣法大覚(大覚に嗣法〔す〕)。信州の人、當山二十世、建武元年十月十八日示寂、世壽八十。此菴の後に大覚池と云あり。大亀常に居ると云ふ。
《原田地藏》
又上の山に原田地藏と云あり。地中に掘り埋めて有となり。相傳ふ、原田の次郎種直が子、鎌倉に来り、己が父の骨も此中に有やとて、由比の戦死の人の骨どもを取り聚め、粉にして地藏を作りこゝに置くと云ふ。
う~ん・・・亀のサイズに関しては何も書かれていませんでした・・・
それよりも原田種直が由比ヶ浜で戦死したかの様な記述に違和感を覚えます・・・
大亀を発見できなかったのは残念ですが、雨がパラついて来たので先を急ぎましょう! |
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大覚池を左に眺めながら進むと分岐があります!
目的地は右側の道を進んだ先にありますが、ちょっと左側の道を進んでみましょう!
行き止まりって書いてありますがお構いなしです! |
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田んぼを眺めながら進んでいくと、山へと続く道はカラーコーンで封鎖されていました・・・
ガッチリと完全封鎖されている訳ではないので、進もうと思えば進めますけど・・・
やめて置きましょう・・・ |
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この道が半僧坊の脇道と繋がっているのか検証したかっただけです・・・
今回のテーマとは直接関係ないので諦めも早いです(笑)
先程の分岐へ戻りましょう!・・・雨止んでくれないかなぁ・・・
傘をさす程の降りではありませんけど鬱陶しい!
まぁ、これから雨脚が強くなったとしても、傘持って来てないですけどね! |
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分岐から山道を進んで行きます・・・普通に整備された歩き易い道です!
天園ハイキングコースへは半僧坊から入るのが一般的ですが、回春院から上って行くのも通っぽくてイイ! |
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また分岐です・・・真直ぐ進めば先程の道標の示す通り、西御門の住宅街です!
でも、今回は左へ進みましょう! |
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階段です・・・結構急な階段が見えています・・・
やっぱ西御門方面に下って帰ろうかな?・・・いやいや、ココまで来たんですから進みましょう!
確か階段を上った先には平場があったと思いますんで、そこで再び小休止にしよう!
お、以前訪れた時よりも平場がキレイになっています! |
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やぐらも結構あります!・・・目的地までもうすぐですが、宣言通り休憩しましょう!
やっぱ日頃の疲れが溜まっている様です・・・ついでにお腹も空いたしランチタイムにします! |
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あの倒木の所で頂くとするか!・・・先程のローソンで購入したおにぎり2個とジャスミン茶・・・
今日のお昼はこれで終了です・・・なんとも寂しいランチです・・・
パラついていた小雨もいつの間にか止んでいた様です!
エネルギー補給も済みましたし、そろそろ行きますか・・・目的地へ! |
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平場から目的地へは10分も掛かりません!・・・しかし、誰もいないなぁこの道・・・
静かでいい事ではありますけど・・・ |
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またまたやぐらです・・・そして分岐・・・
この分岐を道なりに進めば天園ハイキングコースへと繋がっています!
右へ進むと少し開けていて、そこにあるのが朱垂木やぐらです! |
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本道の下にはやぐら群があります!
この辺りのやぐら数基を『朱垂木やぐら群』と呼ぶそーですが、このやぐら群もそーなんでしょうか?
詳しい事は鎌倉市教育委員会の調査報告書を読んでみないと分かりませんが、とにかく、やぐらを見ているとテンションが上がる体質の自分です(笑)
来て良かった・・・やぐらはロマンの塊です! |
さて、ではそろそろ今回の主題である朱垂木やぐらを見てみましょうか!
まだ見た事が無いって方も、名称から多少の想像は出来ると思います!
が、百聞は一見に如かず!・・・やはり実際に見てみないとねぇ・・・
想像よりショボかったり、想像以上だったり・・・感じ方は人それぞれだと思いますが、その目で見たとゆー事実が大事だと思うんですよねぇ・・・うんうん!
え?・・・御託はいいからさっさと見せろって?
分かりましたお見せします!・・・でもそれは次回のお楽しみって事で(笑)
今回はこの辺りで締めさせて頂きます・・・
一応【鎌倉攬勝考】に記載されている絵を貼って置きますね! |
わめき十王の窟幷びに朱タルキ窟 |
『わめき十王の窟崩れ落て終に窟中の像の見ゆるのみ 朱タルキ窟』
十王岩と一緒に描かれてしまってちょっと変な感じですが、左側の位牌の様な物が2基あるのが朱垂木やぐらであります・・・微妙だなぁ・・・
さぁ、どーですか?・・・この絵を見て次回まで想像を膨らませ、悶々とした日々を送って下さい!(笑)
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おしまい |