黄金といっても徳川埋蔵金を捜そうって訳ではありません・・・鎌倉にはやぐらという遺構が腐るほどあります・・・
中には歴史的価値はもとより多くの観光客が訪れるスポットしての地位を獲得している物まであります・・・
今回紹介しようと思うのは、メジャーになり切れなかった一つの悲しいやぐらの物語・・・
思わず物語とか言ってしまいましたが、別に物語なんてないのでサクッと紹介してサクッっと終わりたいと思います・・・
では行ってみましょう! |
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場所は大町、釈迦堂口切通へと続く分れ道です・・・
観光客の99%は左の道を進むと思いますが、今回は右の道を選択して黄金やぐら(こがねやぐら)を目指します!
案内板によるとココから200mとあります・・・
やぐらに案内板がある事自体が凄いです・・・
期待感を煽られますがそれはすぐに打ち砕かれます・・・
そもそもこの案内板・・・嘘っぱちです・・・
200m地点には何もないので注意して下さい・・・ |
自分も散々ウロウロしてやっと見つけました・・・案内が不親切過ぎるんですよね・・・まったくもう・・・ |
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川沿いを進んで行くと左画像の様な場所に辿り着きます、右側には自治会の掲示板があり、左は急勾配な登り坂になっています・・・
何の案内もないので普通は真っ直ぐ行きますよね・・・
でもそれではそのまま山道に入ってしまいます・・・
そもそも200mなんかとっくに過ぎてるよっ!
ココで200mという数字が悩ませるんです! |
Googleのルート検索で調べたら、案内板から左の写真の地点までで既に300mと出ました・・・
でも200mと案内板に書いてあるので、自分が見落としたのかな?などと思いつつ写真の地点より前の部分を延々捜してしまうんですよね・・・あるわけありません!・・・正解は写真矢印方向の登り坂ですから・・・ |
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散々捜し回った挙句に急な登り坂・・・精神的にも結構きます・・・何だろ・・・何かの試練なんでしょうか?
それとも鎌倉市の単なる嫌がらせなのか・・・
名越自治会を左に見ながらひたすら坂を登ります・・・
坂を登り切り、道なりに進んで行くとゴミの集積所がありその奥はフェンスで囲まれています・・・
え~・・・本日の目的地である黄金やぐらに何とか到着であります・・・ |
フェンスには黄金やぐらについてのシンプルな説明が書かれた鉄板が張り付けられています!
黄金やぐら
『やぐら』とは、13~15世紀に鎌倉地方で流行した墓の一様式です。やぐらの内部の水中に光ごけが発生し、のぞくと黄金色に輝いたことから黄金やぐらと名づけられたといわれています。 鎌倉市
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やぐらの説明ザックリし過ぎ(笑)・・・やぐら内は水が溜まっていますが全然黄金色に光っていませんでした!
黄金はドコに行ってしまったんでしょうか? 光ゴケはもう死滅してしまったんでしょうか?
内部の様子はフラッシュたいても午前中の太陽の光が強くて良く写りませんでした・・・
中まで入れば撮れるでしょうが、水があるので断念しました・・・
で、撮った写真の一枚ですが・・・何か木の枝見たいのが写っています・・・いや良く見てみると・・・ |
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こ、ここここれは・・・ちょっと前に世間を騒がせたUMA
ロッドじゃないですか!
スカイフィッシュとも言いますが、まさか自分が撮る事になろうとは・・・くそぉ!動画で撮りたかったぁ・・・
ロッドを知らないという方はWikipedia参照・・・
黄金ドコロの騒ぎじゃないですよコレは・・・まいったなぁ・・・
未知との遭遇です!大町で!(笑) |
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取り敢えず拡大・・・鮮明に写ってないのが非常に悔やまれます・・・でも棒状の体幹に規則性のあるヒダが並んで、紛れもなくロッドであります・・・
【ジョジョ第6部ストーンオーシャン】でDIOの息子の一人リキエルがスタンドとして使ってましたね・・・
体温を奪う能力でした・・・
ちなみにこの写真を撮った時は自転車で行ったり来たりの上に急な坂を登らされ汗ダクでした・・・ |
俺の体温奪ってくれぇ~!・・・てな感じで黄金は見つかりませんでしたが、意外な物を見つけてしまった旅でした・・・
案内板から黄金やぐらまで再びルート検索してみると徒歩6分(500m)と出ました・・・200mってなんじゃい!倍以上あるやんけ!そもそも案内板建てる程の物とは思えないんですが・・・
他にもっと建てるべきスポットあるじゃないですか・・・確かに名越地区は物件少ないですが、無理して建てなくてもいいんじゃないでしょうか?・・・距離もいい加減だし、まともに辿り着けない・・・
案内板として機能してません・・・何か外国語表記もあるけど、そんなんいいから正確な距離と分れ道には方向を指示してくれないと・・・リアルに宝探しですよ・・・黄金はないけど・・・
しかし何で路面よりこんな下にやぐらを造ったんだろうか?水が溜まるのも当たり前です・・・
当時は内部に五輪塔が置かれ、誰かは知りませんが供養されてたのは確かだと思いますし、墓が水浸しになる様なアホな事はしないと思います・・・
考えられるのは元々の道はこの黄金やぐらの高さで、後に宅地造成で高い位置に道を造った・・・
そう考えると埋められなかっただけマシって事でしょうか・・・
でもこの扱いじゃぁ生き恥を晒してるのと変わらないのでは?残すなら残すでもう少し考えてやって欲しいものです・・・
大町釈迦堂口遺跡が今後公開される運びになったら、日月やぐら、唐糸やぐらも公開されるだろうし・・・
その時はこの黄金やぐらの案内板も恐らく撤去されるてしまうんだろうなぁ・・・
それはそれで寂しいですけど・・・今でも十分マイナーなのに、看板まで無くなってしまったら・・・
大町スカイフィッシュやぐらに改名なんてのは如何なもんでしょうか?
スカイフィッシュグミを販売してココを観光スポットとして盛り上げましょう!(笑) |
より大きな地図で 黄金やぐらへの道! を表示 |
一応マップも貼って置きますね!・・・是非その目で実際に黄金やぐらを見て、大いにガッカリしましょう!(笑)
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おしまい |