ブログ セコ蟹タイトル
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セコ蟹 セコ蟹2
毎年この季節になると福井の叔母さんからデッカイ発砲スチロール箱が届きます・・・中身はカニさんです!
40杯も・・・ありがたい話です!・・・感謝感謝!
福井といえば越前蟹ですね・・・要はズワイガニなんですが、水揚げされる場所によって名称がイロイロと変わります!

送って頂いた物は『セコ蟹』といい、越前蟹のメスであります!
オスに比べてその体はかなり小ぶりですが、この蟹は主に内子(卵巣)、外子(受精卵)が珍重され、その味は格別!
もちろん脚肉も食べますが、やはりメインはミソ系ですねぇ・・・酒呑みには堪らん一品ですよ!

自分は自宅では一滴も呑みませんので、その楽しみ方はまだした事がないんですけど、呑んべぇの姉夫婦は毎年この時期が待ち遠しいとまでいっています・・・確かにミソを突っつきながら呑む酒は最高でしょうなぁ・・・

越前蟹は全国で唯一皇室に献上されている超高級ブランド!・・・そのメスであるセコ蟹が美味いのも当然ですね!
漁獲時期は11月6日~1月10日の約2ヶ月間だけ・・・漁が許されているのも北陸から山陰にかけての日本海側だけで、世界的に見てもこの地方だけの貴重な蟹です!
内子はオスのズワイガニである越前蟹では味わう事の出来ない珍味!・・・『赤いダイヤ』とまで称されています!
関東ではあまり流通しないと思いますが、食べた事のない方は是非一度ご賞味される事をお勧めします!
越前蟹 ちなみに越前蟹には黄色いタグが付いています!
これがブランドの証です!
海外からの輸入品との差別化を図る為に付けられている様ですが、別に海外の蟹も不味くはないですよね?
カナダ産とかでも普通に美味いっすよ!
蟹だと自分は天ぷらが好きかなぁ・・・
半生くらいで旨味の詰まった肉を、サックリとした衣とともにパクッと・・・最高ですね!
もちろん生でも、焼いても、蒸しても、茹でても美味い!
都道府県名 ブランド名 タグ色
福井県 越前蟹 黄色
石川県 加能蟹 水色
京都府 間人蟹 緑色
兵庫県 津居山蟹  青色 
兵庫県 柴山蟹 ピンク色 
兵庫県 香住蟹 緑色
兵庫県 浜坂蟹 水色
鳥取県 松葉蟹 白地に赤文字
島根県 松葉蟹 青色
水揚漁港ごとに異なるタグの色を調べてみました・・・
同じ漁港で揚がった物でも違う色のタグが付けられたりしている様ですが、概ね左記の表のような感じです!

タグのデザインも色々あって面白いです!
越前蟹
は100%黄色みたいですね・・・

しかし、同じズワイガニでもこんなに種類分けされて・・・
果たしてそこまでの味の違いはあるんでしょうか?
あったとしても普通の人が食べて違いが分かるんでしょうか?・・・どれも美味しいで完結してしまいそうです(笑)

松坂牛とオージービーフとの違いなら分かりますが・・・
そんなレベルの話ではないですよね・・・松坂牛と飛騨牛と米沢牛の違いみたいな感じでしょうか?
う~ん・・・どれも美味い!(笑)

国産ズワイガニと輸入ズワイガニの違いは、見た目である程度判断できます!
まず国産の物にはタグが付いています!・・・そして脚が長い!(これは毎日蟹を見てない人には厳しいですね)

それと甲羅に黒くて丸い物が付着していますが、これは『カニビル』と呼ばれる物で、要は寄生虫です!
ヒルの一種で魚などに付着してその体液をチューチューするらしいです・・・
そのカニビルが何故かズワイガニの甲羅を産卵場所にするんだとか・・・でもカニに悪さをする事は無く、成体になるとどっかへ行ってしまうそうな・・・
俗にカニビルが付いているのは国産の証だとか、その数が多い個体は脱皮してからの期間が長く、身が詰まっている証拠であるとかいわれていますが、科学的な根拠は無く、カニビル自体まだまだ謎が多い生物の様です・・・

まぁ、輸入ズワイガニも普通に美味いですよ(笑)
セコ蟹3 セコ蟹4
今回はこの戴いたセコ蟹を使ってカニ飯を作ってみようと思います!・・・まずは解体作業です・・・
食べながらだと解体作業も楽しいんですが、中身を取り出すだけの作業って意外とメンド臭い・・・
我慢できずにちょっと食べちゃいました(笑)
脚肉と内子と外子を取り分けます・・・疲れたぁ~・・・この仕事やだなぁ・・・時給3万は欲しいです・・・

甲羅の内側に白い袋状の物があるんですけど、これは精巣らしいです・・・メスなのに精巣!?
ちょっと不思議ですよね・・・なんでも一度交尾するとココに精子を溜めこんで、5年くらいは交尾なしで産卵ができるシステムの様です!・・・便利ですねぇ・・・産卵するかしないかは選べるんでしょうか?
人間にもこのシステムがあったら色々とやっかいな案件が増えそうですね・・・弁護士は忙しくなりそうです(笑)

殻も捨てません・・・出汁を取ります・・・煮立たない様に注意しながら灰汁を取り、昆布入れて冷ましときましょう!
お腹空いて来ました・・・もう待てません・・・カニ飯は明日にしよう(笑)
千枚漬 一わんみそ汁
つー訳で頂いた京土産でサッサと腹を満たします・・・千枚漬け、お茶漬壬生菜・・・そして即席みそ汁!
『本田味噌本店』という創業200年の老舗が出している物の様です・・・参考までにお店HP貼って置きますね!
一わんみそ汁2 一わんみそ汁3
『一わんみそ汁』という商品で、最中を割ってお湯を注ぐだけという物です・・・とうふ、なめこ、油揚げの3種あります!
今回は油揚げを頂きます・・・一個¥200はちょっと高過ぎな気もしますが、貰い物ですから良しとしましょう・・・
粗食 粗食2
う~ん粗食・・・いまどき坊さんでもこんな質素な食生活はしていないでしょう・・・
でもお米は魚沼産の最高級コシヒカリ・・・米好きなんでぶっちゃけ米さえあれば文句はないです!
美味いなぁ・・・上品な感じの京漬物はあっという間に無くなってしまいました・・・ちりめんも欲しかったなぁ・・・
勇貫堂 デザートにはコチラも戴き物ですが和菓子を・・・
京都府舞鶴市にある勇貫堂というお店の商品です!
安政4年(1857)創業ですから味の安定感は問題ないと思われます・・・ただ・・・
自分アンコ嫌いなんですよねぇ(笑)
基本甘い物は苦手なんです・・・食べれない訳ではないので戴きますが、自分で買ったりは滅多にしません・・・
よほど疲れている時くらいでしょうか?
だもんで戴き物を食べるくらいがちょうどいいんです!
勇貫堂 雫 勇貫堂 最中
雫(しずく) 最中(もなか)
勇貫堂 栗饅頭 勇貫堂 禿
栗饅頭(くりまんじゅう) 禿(かむろ)
が一番人気の商品らしいです・・・栗饅頭初代舞鶴鎮守府司令長官の東郷平八郎のお気に入りだったとか・・・
そして禿・・・ハゲって凄いネーミングだなぁと思ったらかむろと読むらしいです・・・
どっちにしても頭の薄い人は手を出し難そうですね(笑)

全部食べてみて味の評価は・・・いやぁ~甘かったです・・・どら焼きも皮だけでいい人なもんで・・・
だったらカステラ買えよって話ですね(笑)

そして翌日・・・
セコ蟹5 セコ蟹6
カニ飯の完成であります!・・・濃厚な蟹の風味が食欲を刺激します!
カニの出汁と酒、醤油、刻み生姜、塩少々で炊いただけですが・・・激ウマです!・・・自分料理の天才?
これもカニが美味いだけって話ですよね(笑)
昨日の解体作業の苦労がやっと報われた気がします・・・おこげも最高に美味い!・・・大満足です!

丼の左に載っているのは外子じゃなくて明太子です・・・ご近所にセコ蟹をおすそ分けしたら、お返しに頂いた物です!
最近タラコって見ないですよね・・・明太子が主流になってしまって、スーパー等でも扱っていない場合が多々あります!
自分が子供の頃はおにぎりの具の定番だったんですけどねぇ・・・コンビニのおにぎりもタラコはあんま無いですよね?
ダントツ売上NO.1のツナマヨなんて、コンビニが浸透する前はおにぎりに入れるなんて信じられなかったです・・・
時代の流れにはかくも驚かされます・・・

ちなみにセコ蟹は、『セイコ蟹』『コッペ』など様々な呼び方があるそうです・・・
給食のコッペパンって恐ろしいくらいの不味さだったなぁ・・・あんな物を食わされていたなんて・・・
最近の給食は嫌いな物は食べなくてもいいシステムらしいですね・・・
自分の頃はそんな事は許されず、昼休みになっても泣きながら食べさせられている女子がいました・・・

最近はアレルギーの問題とかもあるんでしょうけど、自分の頃はアレルギーなんて問題視されていませんでしたよ・・・
せいぜい牛乳飲むと腹がユルくなる輩がいるくらいでした・・・

最近の給食はアレルギー持ちの生徒にはその食材を抜いたメニューが提供される様です・・・
ちょっと前にアレルギー持ちの生徒が普通食をおかわりして死んじゃったって話をニュースでやっていましたが・・・
死の危険を冒してでもおかわりしたいほど美味かったんでしょうか?
これって学校側の責任になるんですかね?・・・学校も大変ですね・・・ウルサイ親多いし・・・
親が弁当作れば済む問題じゃないすかね?・・・他の子と違う事してると、イジメを誘発する恐れがとかいってますけど、別メニュー出されてる時点で特別待遇だし・・・

勘違いしている親が多いので、特別メニュー給食の提供を受ける際は、子供が給食食べて死んでも文句いいませんって内容の書類にハンコ押させるべきだと思います・・・それが嫌なら早起きして弁当作りましょう!
自分だったら自ら徹底的に管理しないと怖くて食べさせられませんね・・・子供が死ぬかも知れないんですよ!?

その前に給食食べて死んじゃうって・・・どーなの?(笑)
あの不味いコッペパン食べて死ぬなんてやり切れないなぁ・・・最近の給食は美味しいって聞きますけど・・・

おしまい
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