ブログ さよならXV1600
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若い頃からバイク好きな自分は、今までに数台のバイクを乗り継いで来ました・・・
そんな中で出会ったのが現在の愛馬、YAMAHA XV1600 RoadStarの2000年モデルであります!
こいつはホントに気持ちの良いバイクで、ビッグアメリカンの名に相応しい余裕の走りで、全国各地へと自分を誘ってくれました・・・

30歳過ぎに車の免許を取得してからは活躍の機会は減少傾向にありますが、バイクか車どちらかを選べといわれたら、自分は間違いなくバイクを選びます!
雨の日は最悪ですが、こいつに跨って体全体で風を感じながら進む爽快感は一度経験したらやめられません!
バイカー達の多くがそんな理由でバイクに跨り続けているんだと思います・・・

バイクにも色々ありますが、自分はアメリカン一筋です!・・・Vツイン最高!
信号待ちでのパルス感・・・あの『ドドッ!ドドッ!』って鼓動が堪りません!
まるで生きているかの様で、『相棒』と呼ぶに相応しい風格を醸し出していると思います!

14年間、苦楽を共にしてきたこの相棒ですが・・・今回手放す運びとなりました・・・
最後まで看取ってやろうと思っていたんですが、新しい御主人と新たな旅に出る事も、こいつにとってはいい経験になるのではと思い決断しました!

そして手放すに当たり、今までのお礼を兼ねてお掃除してあげる事にしました・・・
YAMAHA XV1600 RoadStar01 YAMAHA XV1600 RoadStar02
久し振りに純正のマフラーを装着!・・・心なしか落ち着いた雰囲気を取り戻した感じがします・・・
マフラーはボルトオンで簡単に着脱できますが、ガスケットはちゃんと交換しましょうね!
車検時にしか装着しない純性のマフラーはビニールに包んで裏口に長い間放置してあったんですが、今回ビニールから出してみると凄い事になっていました!

『まっ茶っ茶やないか!』・・・サビがハンパなかったです!
バイク自体は雨に濡れない場所に停めているので問題ないんですが、マフラーはやばかったッス!
いつもはちゃんと倉庫に保管してるんですよ!・・・でも今回は何故か裏口に放置・・・
あとで倉庫に入れようと思ってたんでしょうね・・・でもメンド臭くなって、その内に忘れてしまったパターンです・・・

でも地道にサビ取り作業を続けた結果、なんとか輝きを取り戻しました!
自分のサビ取りスキルに感服!・・・まぁ、地味に擦るだけなんですけどね(笑)・・・疲れたなぁ・・・

エンジンも美しいフォルムですねぇ・・・OHV(Over Head Valve)という古典的なエンジン構造ですが、これによりエンジン高が抑えられるので大排気量でもローアンドロングなスタイルを維持する事が可能で、タンクの圧迫感もありません!
OHVは分解する際にクランク位置を特に合わせる必要がないので、自分でメンテする人には楽ですね・・・
エンジンの重さだけはどーしょーもないですけど(笑)
自分の筋力と相談しながら分解しつつ降ろしましょうね・・・ギックリ腰には注意です!

こいつは一度だけリコールでギア交換しましたが、それ以外は何の問題もなく走ってくれました!
わずか2.000回転で最大トルクを叩き出す超低速型のエンジンですが、アメリカンに高速の伸びなんか必要ないし、ストレスなくクルージング出来るので自分にはピッタリなエンジンでした・・・
空冷ってのがちょっと厳しいくらいかな?・・・夏場の渋滞にハマると少しダレてきます・・・
デカいのですり抜けも厳しいし、話によると最悪エンストしてしまう場合もある様ですが、幸運にも自分はそこまでの事態に陥った事はありませんでした・・・
まぁ、フォルム的には空冷の方がラジエーターが無い分フレーム周りがスッキリしていて好きですけどね!

重量も300kg以上あるので押して歩くのは大変ですが、その分走行時はメッチャ安定しています!
YAMAHA XV1600 RoadStar03 YAMAHA XV1600 RoadStar04
あんだけ茶色かった物がここまでピカピカになると気持ちイイです・・・
サビ取り前の写真撮って置けば良かったな・・・ホントに酷かったですよ・・・

今まで装着していたマフラーは色焼けが目立ちますね・・・ちょっと補修した方がいいかな?(笑)
ちなみにアメリカンドラッガーズのドラッグパイプです・・・当時¥60.000くらいで購入した物と記憶しています・・・
地鳴りのような爆音だったので、インナーは自作して重低音を残しつつ多少音量を抑えました・・・
それでも音デカイですけどね(笑)

アメリカンユーザーにはマフラー交換は必須です!
だってこんなにデカイ車体から純性の『ヒュルルル~』って感じのそよ風の様な排気音が出て来たら気抜けしますよ!
やっぱアメリカンは『ズドドドドッ!』って感じで走りたいですよね・・・
走り方によっても音量は変わります・・・このバイクは回転数を上げなくても十分なトルクが得られるので、大人しく走りたい時はスロットル引っ掛かるくらいな感じで走れば、パトカーの横を走ってても止められる事はありませんでした!
エコカーみたいな走りになって滅茶ストレス溜まりますけどね(笑)
YAMAHA XV1600 RoadStar05 YAMAHA XV1600 RoadStar06
新車購入時は乗ってる方が非常に少なかったバイクなので、パーキングエリアなどで良く声を掛けられました・・・
こいつに跨ってから一気にバイク仲間が増えた事は確かですね・・・ホントに有り難う!
YAMAHA XV1600 RoadStar07 YAMAHA XV1600 RoadStar08
逗子市でこのバイクに乗ってる人いるのかな?・・・弟分のDragStarは良く見掛けるけどRoadStarは見ないですねぇ・・・
ちなみに自分もこいつの前はDragStarに乗っていました(笑)
YAMAHA XV1600 RoadStar09 YAMAHA XV1600 RoadStar10
あまり国産車をゴチャゴチャといじり回すのは好きじゃないのでカスタムはしていません・・・
マフラーとグリップをアルミに交換しただけです・・・

最終的にはハーレーに乗ろうと思ってるんですけど、もう少しオッサンになってからにしようと考えています・・・
今でも十分オッサンですがもう少しね・・・まだ早い・・・楽しみは後に取って置くタイプなので(笑)
ハーレーに乗ったら徹底的にいじり倒したいですね!
YAMAHA XV1600 RoadStar11 YAMAHA XV1600 RoadStar12
ステップボードは楽ですねぇ・・・ロングツーリングに出掛ける時はライディングポジションは重要ですから・・・
ずっと同じ姿勢では疲れてしまいます・・・足を曲げたり伸ばしたりしながら走ります・・・
ケツの痛さだけはどーしょーもないですけどね(笑)
YAMAHA XV1600 RoadStar13 YAMAHA XV1600 RoadStar14
ネジ類でサビが目立つ箇所がいくつかありましたが、交換すれば全く問題ないでしょう・・・
ちなみにベルトドライブです!
YAMAHA XV1600 RoadStar15 YAMAHA XV1600 RoadStar16
こいつとはホントに色んな所へ行きました・・・ダムは良く行ったなぁ・・・
一時期、丹沢の三保ダムまで行って缶コーヒーとタバコを1本吸って帰って来るとゆー訳の分からない事をしょっちゅうやっていました・・・タバコを止めた現在ではいい思い出です・・・
暗い内に出掛けて夜明けとともに帰宅する・・・
意味不明ですけど、夜明け前の薄明るい時間帯をダムで過ごすのが好きで続けていました(笑)
バイクでダム巡りをする方は大勢いらっしゃいますが、RoadStarに限っていえば、こいつは間違いなく日本で一番多くダムを訪れたバイクではないでしょうか?
YAMAHA XV1600 RoadStar17 YAMAHA XV1600 RoadStar18
何か忘れてると思ったらタンデムシートですね・・・自分はタンデム(二人乗り)があまり好きではないので普段は取り外しています・・・シートが無けりゃ乗れませんから・・・痔になってもいいってんなら話は別ですけど(笑)
それにクラシカルなRフェンダーを強調するには取り外した方がベターですね・・・
そして車検の時だけ装着(笑)

取り敢えずアタッチメントを取り付けてと・・・
YAMAHA XV1600 RoadStar19 YAMAHA XV1600 RoadStar20
ちなみにシングルのシートを外さないとタンデムシートを差し込めない仕様になっています・・・
このまま座ればただの電気椅子ですね(笑)・・・痺れたい方はどーぞ・・・感電死しても当方は一切の・・・以下省略!

再びシートを戻して作業完了・・・これでひと通り終わったかな?
YAMAHA XV1600 RoadStar21 YAMAHA XV1600 RoadStar22
『イエ~イ!』・・・てな感じでマッタリしてたんですけど、大仕事が残っている事に気付きました!
フロントのタイヤ交換しなきゃじゃんか!・・・メンド臭ぇ~完全に忘れてたよぉ!
タイヤを取り外すのは大仕事でメンド臭いんだよなぁ・・・チューブタイヤは気を遣うし更にしメンド臭い・・・

クラシックスタイルのアメリカンはスポークホイールじゃないとカッコ悪いですよね?
でもスポークホイールは気密性の問題でチューブレスタイヤは使えない・・・
チューブタイヤで何が怖いってツーリング中のパンクが一番怖いです・・・
ホイールからタイヤを外してチューブを引っ張り出しての大仕事です・・・補修に時間かかるし、予定が狂ってツーリングメンバーも大迷惑必死です・・・そもそも車載工具だけではタイヤの取り外しは不可能ですし・・・
まぁ、バイカーは仲間意識が強いので文句も言わず修理を手伝ってくれますが、やっぱ申し訳ないですよね・・・

エアーと一緒に補修材を流し込む応急セットもありますが、その後も走り続ける事を考えると信頼性は乏しいし・・・
スポークの溶接部にシーリングを施してチューブレスタイヤを装着出来る様にするキットがありますが、アレはどーなんでしょうか?・・・自分の周りには施工している人がいないので良く分かりませんが、なかなか魅力的ですよね!
次に乗るバイクで試してみようかな?

まぁ、取り敢えず今はサッサとこのタイヤを交換してしまおう!
って思ったんですけどジャッキが見当たりません・・・そーいえばだいぶ前に友人に貸したままでした・・・
『あの野郎、借りパク状態じゃねーか!』・・・罰としてアイツにタイヤ交換やらせよう!

つー訳で本日の作業終了・・・
イチョウ イチョウ2
作業中はこのイチョウの緑に癒されました・・・
鶴岡八幡宮の大銀杏が台風で倒壊した時に、どさくさに紛れて拾って来た小枝がココに来て急成長です!
このイチョウが来てからとゆーもの、宝くじが当たったりと我が家の運気は急上昇です!・・・あ、嘘ですよ(笑)
YAMAHA XV1600 RoadStar23 YAMAHA XV1600 RoadStar24
掃除をしていたらこんな物が出て来ました・・・このバイクの1/12スケールのプラモデルです!
10年くらい前に友人からプレゼントして頂いた物ですが、その存在すらすっかり忘れていました(笑)
YAMAHA XV1600 RoadStar25 YAMAHA XV1600 RoadStar26
箱を開けるとこんな感じ・・・タイヤが妙に本物っぽいです・・・ゴムだから当たり前か(笑)
これを機に製作して、その動画をあげようかと思ったら、
YAMAHA XV1600 RoadStar27
既に実行している方がいらっしゃいました・・・ホント世の中は暇な人だらけですね(笑)
自分のはこの2000年モデルですが、ブラックとシルバーのツートンカラーなので塗装がメンド臭そうです・・・

最近のガンプラみたいに全て塗装済みの物なら楽チンなんですけどねぇ・・・
でも結局はエアブラシ使わないと微妙な質感とかは出せないか・・・

プラモの箱にはこのバイクの説明がありました・・・
YAMAHA XV1600 RoadStar28
そーそー、『世界最大の排気量』ってのに惹かれました!
その後すぐに1.600cc以上のバイクがどんどん出て来ましたけどね(笑)
まぁ、このバイクを買おうと思ったのは排気量だけではないですけど・・・

しかしこのプラモ、ちゃんと作れば結構リアルに仕上がりそーですね?
超暇な時にでもカスタムペイントして作製してみようかな!?
といいつつ元の場所に箱をしまう自分でした・・・そして再びこのプラモの存在を忘れるんでしょうね(笑)

おしまい
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